シラバス参照

講義名
生物環境学特別講義 
講義名(英語)
 
科目ナンバリング
 
講義開講期
後期 
講義区分
講義 
単位数
曜日・時限 (教室)
後期 水曜日 3時限 -
科目分類区分
教養 
実務経験有無
実務経験あり 
実務経験の内容
担当教員は国立研究開発法人水産研究・教育機構での研究業務を講義に活かしている。 
授業の方法
講義 
授業形態
対面授業 
担当教員

箱山 洋

児玉 紗希江

Leanne Faulks


授業の概要
生物環境学の関連分野で最先端の研究を行う他大学の大学教員によるオムニバス形式の講義によって、多岐にわたる側面から学問の最新課題と研究のエッセンスを学ぶことができる。各講義では、生態学、進化学、動物行動学、集団遺伝学、数理生物学、生物統計学に関する独立したテーマを設定し、講師の研究を通じて解説する。講義は対面またはオンラインで行う。 
授業の目標
生物環境学の研究に対する興味・関心を高める。
生物環境学で専門的に学ぶことのできる分野・領域を知る。
研究課題と方法の基礎と多様性を理解する。 
観点別目標
【知識・理解の観点】
最先端の研究を通したそれぞれの講義の学問テーマのエッセンスを理解する。
【思考・判断の観点】
未知の課題に取り組む研究の思考・取り組みの流れを理解できる。
【関心・意欲・態度の観点】
学生が研究面で意欲的に未知の課題に挑戦すること、主体的に対象に取り組むことの基礎を習得する。
【技能・表現の観点】
学んだ知識をもとに論理的思考で、未知の関連問題にも自分の意見を簡潔に表現することができる。 
ルーブリック
到達度(ルーブリック)
観点   1   2   3   4  
知識・理解の観点  基本的な概念の理解  進んだ概念の理解  抽象的な概念の理解  最先端の研究を通したそれぞれの講義の学問テーマのエッセンスを理解する 
思考・判断の観点  研究への基本的な思考ができる  研究への進んだ思考ができる  研究への抽象的な思考ができる  未知の課題に取り組む研究の思考・取り組みの流れを理解できる 
関心・意欲・態度の観点  研究活動に関心がある  未知の課題に挑戦することに関心がある  未知の研究課題を主体的に解決することに関心・意欲がある  意欲的に未知の課題に挑戦すること、主体的に対象に取り組むことの基礎を習得できている 
技能・表現の観点  研究内容の基本を理解できる  理解した研究内容を説明できる  研究内容を深く理解し、十分に説明できる  学んだ知識をもとに論理的思考で、未知の関連問題にも自分の意見を簡潔に表現することができる 
成績評価方法
種別 割合 評価基準等
     
     
     
レポート  100  全15回の講義の中から1つの課題を選択して回答した学期末レポートで評価する(1000字程度)。 
     
     
     
     
授業計画および詳細
回数 内容 授業運営方法 事前学習・事後学習 時間(分)
第1回 生命現象を数理モデルに(巌佐 庸:九州大学名誉教授)  オンライン講義 2024/10/02  第1回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第2回 花はなぜ多様なのか? ~動物との相互作用から進化のパターンを理解する(大橋一晴:筑波大学)  オンライン講義 2024/10/09  第2回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第3回 動物の個性(児玉紗希江:長野大学)  対面講義 2024/10/16  第3回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第4回 行動生態学(粕谷英一:大阪公立大学)  オンライン講義 2024/10/23  第4回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第5回 統計と進化と(岸野洋久:中央大学)  対面講義 2024/10/30  第5回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第6回 魚はいつどこで何をしているのか:遠隔観測による分布・行動・回遊の解明(吉田 誠:東京大学)  対面講義 2024/11/06  第6回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第7回 ツキノワグマをめぐる生物間相互作用(高橋一秋:長野大学)  対面講義 2024/11/13  第7回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第8回 プランクトンの世界から生態系と人間環境を俯瞰する(占部城太郎:東北大学)  対面講義 2024/11/20  第8回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第9回 バイオロギングで明らかにする海洋動物の暮らしと環境(佐藤克文:東京大学)  オンライン講義 2024/11/27  第9回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第10回 生物集団の振舞いとメタ個体群動態:保全生態学に向けて(嶋田正和:東京大学)  対面講義 2024/12/04  第10回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第11回 水環境の生態リスク評価(田中嘉成:上智大学)  オンライン講義 2024/12/11  第11回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第12回 気候変動で食卓に並ぶ魚が変わる(高須賀明典:東京大学)  オンライン講義 2024/12/18  第12回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第13回 昆虫の行動を科学する(宮竹貴久:岡山大学)  対面講義 2025/01/08  第13回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第14回 Freshwater Molecular Ecology: Applications for Conservation and Fisheries Management(Leanne Faulks:東北大学)  対面講義 2025/01/15  第14回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
第15回 性の進化と維持(箱山 洋:長野大学)  対面講義 2025/01/22  第15回の資料について事前学習・事後学習を行う  授業90+予習復習270分 
前提科目
なし 
発展科目
【関連科目】 生態学 淡水生物学実習 自然調査演習 自然再生論/保全生態学 環境教育論 専門ゼミナール 
テキスト
テキスト(自由記述欄)
指定しない。 
参考図書
参考図書(自由記述欄)
参考書・資料は都度講義のなかで提示する。 
受講上の注意
(教員からのメッセージ)
各回の授業で、予習・復習の内容を指示する。 
障害のある学生の対応
履修者と面談の上で、もっとも適切な方法を個別に検討する。 
図書検索のためのキーワード
生態学 進化学 動物行動学 集団遺伝学 数理生物学 生物統計学 
市民開放授業
 
添付ファイル(補足資料)