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回数
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内容
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第1回
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ガイダンス 中村学長のあいさつ 信州上田学へのいざない「デジタルコモンズ&地域キュレーション」 皆さんは長野大学の地元「上田」をフィールドとして「地域」を学びます。第1回では、信州上田学デジタルコモンズ(社会に開かれた学び環境、そのサイトとなる「信州上田デジタルマップ」)、キュレーション型の地域学習を導入します。デジタルコモンズでは地域の先人によるデジタル化した地域の一次資料や信州上田学を受講した先輩たちの「地域キュレーション」学習成果が共有できます。「地域キュレーション」とは各自が関心のある探求テーマを設定し、探求した成果をアウトプット化する学び方です。信州上田学ではいくつかの単元「蚕都上田」「福祉の源流」「塩田平」「農民美術」のいずれかを選び、そこに自分の探求の問いを設定し、キュレーションの成果を最終回に発表します。キュレーションの成果は「信州上田デジタルマップ」にも公開・蓄積して地域づくりや地域学習に活かす新たな知識資源とします。 (講師)前川道博[企業情報学部 教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第2回
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蚕都上田の歴史文化を未来に活かす1「世界を救った蚕種(蚕の卵)」(オンデマンド講座) 上田が蚕都と呼ばれた背景には何があるのか。上田の最も特異な歴史は近代において日本の基幹産業であった蚕糸業(蚕種、養蚕、製糸)の中でもとりわけ「蚕種製造」により特徴づけられます。蚕種製造とは何か、なぜ上田は日本一の蚕種製造地になったかを概括します。19~20世紀、日本の生糸・蚕種は外国に輸出され、欧州の「シルク危機」(蚕の絶滅)を救いました。さらに20世紀初頭、女性の社会進出が著しかった米国の女性たちのシルクストッキングの需要を下支えしました。こうした「世界を救った蚕種」の視点から上田の蚕種製造を捉えてみます。 (講師)前川道博[企業情報学部 教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第3回
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蚕都上田の歴史文化を未来に活かす2「蚕種の現場を訪ねる」(オンデマンド講座) 「蚕種(蚕の卵)」ってどんなものでしょうか。蚕種はどのような場所で育まれたのでしょうか。この回は、授業時間中、現地に行けない皆さんに代わって、蚕種製造の最大の中心地であった上塩尻、現在も蚕種を製造する企業「上田蚕種」を訪ね、映像コンテンツとして講座を提供します。関係者や地元の話も紹介します。皆さんもこの機会にたっぷりと地元上田の蚕種に親しみましょう! (講師)前川道博[企業情報学部 教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第4回
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蚕都上田の歴史文化を未来に活かす3「ポスト蚕糸業(蚕種)を考える」(オンデマンド講座) 数十年前まで上田の基幹産業であった蚕糸業(蚕種)が現代においては地元住民ですら知らないものと化しています。「信州上田学」において看過できないこの大問題について考えます。この観点は地域の産業をどう考えるか、地域史をどう捉えるかの課題につながります。地元住民のシビックプライド醸成にもつながります。蚕糸業は現代においてはその多くが製造業などに継承的に転換しました。未来に活かす上田の地域資源としての「蚕糸業/蚕種」にフォーカスを当て、その活用や新たなクリエーションへの展開を考えてみましょう! (講師)前川道博[企業情報学部 教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第5回
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福祉の源流を知る、源流に触れる1「民生委員制度と小河滋次郎」 1918(大正7)年に、大阪府知事の林市蔵は、顧問の小河滋次郎の協力によって方面委員制度を発足させた。方面委員制度は、現在の民生委員制度の原型になっているといわれ、その小河は上田市出身である。また、小河はわが国の感化教育・事業に対しても大きな功績を残した人物である。これらのことを踏まえ、上田市においては、有志による「小河滋次郎博士顕彰会」が設立されている。今回は、同顕彰会の協力のもと、民生委員制度を中心とした社会福祉と小河との関係に焦点を当てた学びとする。 (講師)前半:宮本秀樹[社会福祉学部 教授]、後半:小河滋次郎博士顕彰会 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第6回
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福祉の源流を知る、源流に触れる2「小河滋次郎の生涯と活動の軌跡(映像)」 上田城跡公園内に小河滋次郎の胸像と同顕彰会が設置した看板が設置されている。現地の胸像・案内板の下で、同顕彰会会員の説明等によって、小河の生涯と活動の軌跡をたどる。 (講師)小河滋次郎博士顕彰会(映像にかかる説明) 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第7回
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日本遺産塩田平の魅力を発見し、地域活性化へ繋げる1「日本遺産塩田平を学ぶ」 塩田平ボランティアガイドを招き、日本遺産上田塩田平の後世文化財、地理、歴史について学ぶとともに、地域の課題を発見する。 (講師)古田睦美[環境ツーリズム学部教授] 塩田平ボランティアガイドの会 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第8回
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日本遺産塩田平の魅力を発見し、地域活性化へ繋げる2「日本遺産塩田平をめぐる」 グループに分かれて、生島足島神社、常楽寺など日本遺産の構成文化財にでかけ、ボランティアガイドのお話を聞き、課題を解決するにはどうしたらよいか考える。 (講師)古田睦美[環境ツーリズム学部教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第9回
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日本遺産塩田平の魅力を発見し、地域活性化へ繋げる3「地域活性化のアイデアを考えるグループワーク」学生の視点から課題や魅力を見つけ出し、地域を元気にするアイデアを考える。提案をまとめる。 (講師)古田睦美[環境ツーリズム学部教授] 塩田平ボランティアガイドの会 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第10回
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デザインで学び、活かす上田の文化1「上田の伝統的工芸品『農民美術』」 美術館学芸員を招き、上田の伝統的工芸品「農民美術」について学ぶ。農民美術と並行して行われた「児童自由画」やそれらを進めた山本鼎について知る。 (講師)石川義宗[企業情報学部 准教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第11回
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デザインで学び、活かす上田の文化2「農民美術の図案を活かして新しいデザインを考える」 伝統的工芸品への市民の関心を喚起するため、その入口となるようなミュージアムショップ商品のデザインをグループワークで行う。 (講師)石川義宗[企業情報学部 准教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第12回
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デザインで学び、活かす上田の文化3「農民美術の図案を活かして新しいデザインを考える」 伝統的工芸品への市民の関心を喚起するため、その入口となるようなミュージアムショップ商品のデザインをグループワークで行う。 (講師)石川義宗[企業情報学部 准教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第13回
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デザインで学び、活かす上田の文化4「農民美術の図案を活かして新しいデザインを考える」 伝統的工芸品への市民の関心を喚起するため、その入口となるようなミュージアムショップ商品のデザインをグループワークで行う。 (講師)石川義宗[企業情報学部 准教授] 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第14回
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地域キュレーションまとめ(発表会準備) 受講生各自(またはグループ)は地域キュレーションを発表・公開できる形にキュレーションし、発表会に望みます。第14回はそのためのまとめの時間に充てます。 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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第15回
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発表会 中村学長のあいさつ 地域キュレーション発表会 地域キュレーションの成果を発表します。発表会およびキュレーションの成果は「信州上田デジタルマップ」に公開・蓄積します。 各回の授業で予習復習の内容を指示する。
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