シラバス参照

講義名
生態学 
(副題)
 
講義開講期
後期 
講義区分
講義 
単位数
時間数
 
曜日・時限 (教室)
後期 月曜日 2時限 -
開講先
 
実務経験のある教員による
授業科目(○/×)
× 
実務経験の内容
授業形態
(対面授業又はオンライン授業)
オンラインA方式 
担当教員

箱山 洋

児玉 紗希江


授業の概要
 生態学は環境と生物の相互作用を研究する学問分野である。自然は進化的な時間スケールで形成された複雑なシステムであり、その驚くべき性質を理解することは基礎科学としての使命である。生態学の対象とする階層は広く、進化適応を背景に、個体の形質・個体群動態・種間の相互作用などを科学的に理解することを目指している。生態学では、単に自然史 (natural history) 的な観察を行うのではなく、数理モデルや統計学的手法を土台として、実験的手法や野外調査を行い、科学的な取り組みとして総合的に対象を理解する分野である。
また、環境破壊と生態系サービスの減少が大きな社会問題となっていることから、現代の生態学は生物保全への応用科学としての側面も持ち合わせた学問へと変貌してきた。教養課程での本講義では、環境問題への応用にもバランスよく触れながら生態学の基礎について、理論と実践を交えた講義を行う。 
授業の目標
 生態学の基礎について学び、自然の性質やダイナミクスへの理解を深める。また、環境問題を科学的に議論できるだけの生態学的リテラシーを身につけることを狙いとする。 
観点別目標
【知識・理解の観点】
(1)適応進化の観点で生物の形質を理解する。
(2)環境と生物もしくは生物間の相互作用について基礎的な理解をする。
(3)個体群、群集、生態系の動態について理解をする。
【思考・判断の観点】
理論・実験・野外調査の結果から生態学的な理論を構築することについて論理的思考で理解できる。未知の生態学的事象や環境問題に対して、生態学的知識や思考を通して検討・推論することができる。
【関心・意欲・態度の観点】
自然への関心、環境問題への関わりへの意欲を高める。
環境問題は科学としての生態学を基礎として向き合うという態度を身につける。
【技能・表現の観点】
環境問題を科学的・数理的な思考で議論できるようになる。 
授業計画
回数 内容
第1回 生物多様性と自然史
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第2回 生態学:その領域と方法
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第3回 環境の中の生物:自然淘汰と適応
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第4回 出生、死亡、移動
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第5回 資源競争と個体群動態
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第6回 生活史戦略
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第7回 生物の表現型と環境
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第8回 捕食と病気
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第9回 生物間相互作用と共存
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第10回 生息地の分断と絶滅
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第11回 生物群集の構造と安定性
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第12回 種の豊かさのパターン
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第13回 生態系におけるエネルギーと物質の流れ
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第14回 野生生物管理
授業内で予習復習の内容を指示する。 
第15回 環境問題と生態学
授業内で予習復習の内容を指示する。 
成績評価方法
レポート(70%)と講義参加・理解(30%)によって評価する。受講回数が講義回数の2/3に満たない場合は、単位認定の対象としない。 
前提科目
発展科目
自然調査演習 自然再生論/保全生態学 環境教育論 専門ゼミナール 
テキスト
指定しない 
テキストISBN番号
参考図書
参考書・資料は都度講義のなかで提示する 
オフィスアワー
講義の後で質問に対応する 
受講上の注意
(教員からのメッセージ)
各回の授業で、予習・復習の内容を指示する。 
障害のある学生の対応
履修者と面談の上で、もっとも適切な方法を個別に検討する。 
図書検索のためのキーワード
生態学 適応 個体群生態学 群集生態学 生態系 
市民開放授業
■市民開放授業:開放しない 
授業アンケート結果
を踏まえた
授業改善内容