シラバス参照

講義名
信州上田学B 
(副題)
 
講義開講期
前期 
講義区分
講義 
単位数
時間数
 
曜日・時限 (教室)
前期 水曜日 3時限 その他
開講先
 
実務経験のある教員による
授業科目(○/×)
× 
実務経験の内容
授業形態
(対面授業又はオンライン授業)
対面授業 
担当教員

石川 義宗


授業の概要
上田市は15万4928人で全県の7.5%、また国内でも有数の年降水量の少ない地域(2019年)。土壌は上田城泥流堆積物を基盤に、千曲川右岸は千曲川により形成された段丘上に市街地がある。江戸時代は北国往還と、松本へ行く松本街道と上州・江戸とを結ぶ交通の十字路であった。
古代の大化の改新後、当初上田に信濃国府と郡衙が置かれた。奈良時代、都と東国を結ぶ古代の官道(今の主要国道)であった東山道が通り、生島足島神社が中心とした塩田庄があった。平安時代末、 8~10世紀の古代は条里制水田があり信濃でも米どころ。
鎌 
授業の目標
(1)上田市の地理・歴史について学び、その特色とさらに利点、課題等を考える。
(2)社会科学的な分析方法を学ぶ
(3)上田市の将来を展望し、未来像を描く力を身に付ける。 
観点別目標
【知識・理解の観点】
1上田市の地理・歴史を概観し、知識を身に付ける。
2本テ-マについて議論が展開できる。
3本テ-マについて自分の考えを述べることができる。
【思考・判断の観点】
1 上田市について他者の立場から意見が言える。
【関心・意欲・態度の観点】
1上田市についてどう改革・変革したらよいのか、客観的に見れるかどうか。
【技能・表現の観点】
自分の意見を言語・文章の形で表現することができる。 
授業計画
回数 内容
第1回 上田市の概要、および、信州上田学についてに説明する。 
第2回 東山の巡検(1)
古墳・形態・地形 
第3回 生島足島神社の巡検(2)
歴史・形態 
第4回 上田の古代(縄文・弥生・古墳・奈良・平安時代)についての講義① 
第5回 上田の中世 信濃国分寺・生島足島神社 についての講義② 
第6回 信濃国分寺・信濃国分寺跡・国分寺資料館の巡検(3)
歴史・形態 
第7回 上田の鎌倉・室町・安土桃山・江戸時代ついての講義③ 
第8回 上田の近代についての講義④ 
第9回 別所温泉・北向観音・安楽寺・常楽寺の巡検(4)
歴史・文化・形態 
第10回 上田駅・上田高校館門・上田市観光会館・上田城址・柳町・海野町の巡検(5) 
第11回 常田製糸場跡・上田蚕種・信州大学繊維学部の巡検(6) 
第12回 尾澤木彫美術館の巡検(7) 
第13回 農民美術の講義1 
第14回 農民美術の講義2 
第15回 まとめ 
成績評価方法
成績は学期末のレポート(70%)、授業ごとの課題(30%)によって判定する。ただし、欠席が授業回数の1/3以上となった学生は評価対象外になるので注意してほしい。 
前提科目
信州学 長野県の歴史・地理 地域史 
発展科目
地域論 社会学 観光学 信州学 
テキスト
市川正夫「令和版 やさしい長野県の教科書 地理」しなのき書房 2020年 
テキストISBN番号
参考図書
編纂委員『上田小県誌』
斉藤功他「日本地誌6 首都圏Ⅱ」朝倉書店 2009年 
オフィスアワー
金曜2限(市川)、金曜3限(石川) 
受講上の注意
(教員からのメッセージ)
フィールドワークの安全に留意するため、定員は20名である。履修希望数が定員をこえた場合は無作為に20名を抽選する。
フィールドワ-クを実施するための準備と注意点
・基本的に現地集合である。
・一部の料金(入場料など)は自己負担になる。
・基本的に移動は徒歩なので、場合によっては帽子・雨具・水・筆記用具等を準備する。
・日程は天候によって変更することがある。
・3時限で終わらず、4時限に入る場合もある。
・授業中にスマホを使ってはならない。 
障害のある学生の対応
可能な場所のみ参加するかたちにするので相談にきてほしい。 
図書検索のためのキーワード
地域活性化 観光地の活性 意識改革 
市民開放授業
授業アンケート結果
を踏まえた
授業改善内容